朝会の話 春の運動会 元気な鯉のように

 おはようございます。
 1年生の子が入学して、ちょうど2週間経ちました。この前も、6年生の子が、1年生の子に校歌を教えてくれていました。とてもしっかりがんばっている様子をみて、とてもうれしかったです。
 私はいつも校門の前に立ってみなさんと朝の挨拶をしています。1年生の子も元気に挨拶をしてくれていますので、とてもうれしいなあと何時も思っています。
 4年生の男の子は、去年は弟を、今年は妹を連れて学校にきています。とてもほほえましい姿です。お父さんも、お母さんもこの様子をみて大変うれしいと思います。とてもしっかりしたお兄さんです。
 この頃は、兄弟の数は多くて3人ぐらいですね。自分ひとりだけだよいう人もいるでしょうね。
 私の兄弟はみんなで8人です。どれだけ多くても、お父さんやお母さんにとってはどの子も可愛いのです。とても大切な子供なのです。りっぱになってほしいと心から願っておられます。
 可愛くてしかたがない子を、またとても大切な子をなぜ、お父さんやお母さんは、叱られるのでしょうね。私も、子どもの頃、とてもよく叱られました。なぜでしょうね。
 私は、去年の夏休みにある旅館に行きました。そこの庭には大きな池があり、大きな鯉が飼ってありました。200匹もいました。
 ちょうど夕食に、鯉の料理がいろいろ出ました。こりこりとしてとても美味しかったです。そこで、旅館のおかみさんに「この料理の鯉は庭の鯉ですか。」
と聞きました。すると、おかみさんは、「池の鯉は、まずくて食べられません。料理に使う鯉は流れの強い川で育ったものを使います。」と言われました。「それは、流れの強い所で育った鯉は身がひきしまってとても美味しいのです。」
 池の鯉は餌も自分で探さずただのんびりと泳いでいるだけです。だから、料理にしても美味しくはないのだそうです。
 それと同じように、かわいいみなさんを立派にするために、みなさんがわがままなことをしないように、時にはひどく叱られるのです。また、我慢をさせるのです。このことによって、みなさんはりっぱになっていくのです。
 5月は、鯉のぼりの季節です。風を受けて元気に泳いでいます。風がきついほど元気に泳ぐのです。
 みなさんも、辛いことにまけないりっぱな人になってください。