身の回りの環境を大切にする心を育てる

私たちの身のまわりをみるとき、いたるところに空き缶が、ベットボトルが、紙屑が捨てられていることがあまりのも多いのに驚かされます。また、新聞紙上には地球温暖化、大気汚染、騒音、ダイオキシンオゾン層の破壊、ゴミ問題等環境問題に関する話題の絶えることがありません。学校教育の中にも環境教育取り組まれています。
こうした中、環境を大切にする心を育て一人一人が環境を守ること、よい環境を作り出すために積極的に行動する力を育成することが大切になってきます。
 このためには、身近な家庭生活の中で、ものを大切にしてゴミを減らすこと、海や山、道路などにゴミを捨てない、水や電気を無駄遣いしないといったことを小さい頃からしっかりと習慣を付けるようにすることが大切です。
学校で驚くことは、落とし物が実に多いことです。鉛筆などは落としても取りに来ません。ジャージやジャンパーさえも残ったままになっています。ものを大切にすることは子どもの心を育てる上で大切なことです。
 私が学級を担任していた頃、子どもたちに「あなたのポケットをゴミ入れにしなさい」とよく言ったものです。大人になってもこの習慣が身についていると本当に嬉しいですが。学校だけでは十分にできません。家庭の役割がとても大切になります。わたしは小さい頃からこの習慣がつき、ポケットの中はいつもごみが入っています。家に帰るとポケットからごみをごみ箱に捨てるのが癖になっています。
 私が子どもの頃、家の回りの道路は子どもが掃除をするのが当たり前になっていました。ところが、今日では、おじいさんやおばあさんの仕事になっているようです。もっともっと子どもに掃除をさせる機会を与えてほしいものです。
 このごろ、ゴミを学校で焼却できなくなりました。学校全体でゴミを減らす運動をしているところもあります。また、ゴミの分別を習慣づけているところもあります。しかし、一人一人の子どもに身に付けさせようと思うならば、家庭でのしつけが何よりも大切なことです。まず、お母さんお父さんからごみを減らすこと、ごみを捨てないことに関心を示してほしいです。
私たちの環境を守ることそれは神様からの命令です。
「神である主は、人を取り、エデンの園 に置き、そこを耕させ、またそこを守 らせた」    創世記第2章15節 
 グッドニュース 「母と子の相談室」より