朝会の話 34 春の花 椿

 おはようございます。
 先週の木曜日はお別れ遠足でした。1年生から6年生まで谷上から歩いて森林植物園に行きました。森林植物園の広い広場で思い切り遊びましたね。
 その時、先生は自然にこのような歌が出てきました。ちょっと聞いてみましょう。
  (どこで春が)のテ−ブを流す。
 私たちの待っている春が本当に生まれてきています。風は冷たくて少し寒かったですが、あの広場でテントウ虫を見つけました。ヨモギが新しい葉を伸ばしてきていました。サクラのつぼみがふくらみかけてきました。6年生の子が、ツクシを見つけたよと教えてくれました。
 土曜日は飯盒すいさんでした。沢山のお友達と逢山渓まで行きました。もう水は冷たくなかったです。水の中に入って遊んでいる人もいました。
 春といえばウメの花、サクラの花をすぐ思い出しますが、もう一つ忘れてはならない春の花があります。それは、木へんに春と書く字です。(椿の漢字を書いて紙を見せる)
 一体何の花でしょう。小学校で習わない字ですから、読めませんね。これは「つばき」という字です。
 学校から逢山渓に行く道のあちこちに椿の花が咲いていました。桜や梅の木は秋になると葉を落とし、枯れ木のようになって冬を過ごしますが、椿は緑の葉をいっぱいつけて寒い冬を過ごすのです。それは、春になると大きな立派な花を咲かせようと、寒さをじっと我慢しているようです。
 校長室にこの椿をかいた絵と詩があります。この詩には、この椿の葉はお母さんのように輝いているとうたっています。
 私たちをりっぱに大きくしようと、一生懸命になってくださるお母さんみたいだとうたっています。
 春の花としてあまり有名ではありませんが、忘れてはならない春の花、椿です。
 今日は春の花椿についてのお話でした。1993年3月15日