朝会の話 29 タイムカプセルを開けました

 おはようございます。
 寒いですが、皆さんはとても元気ですね。先生も皆さんに負けないように思っていますがなかなか難しいです。
 3学期が始まる前の日1月7日に今年成人式を迎える人が、7〜80人この学校にやってきました。
 この人たちは、昭和60年3月にこの唐櫃小学校を卒業した人たちです。その時の校長先生と6年生の担任の先生4人がこの学校にやってきたのです。
 何のためにやって来たのかというと、タイムカプセルを開けるために来たのです。
 これらの人たちは、卒業の前に、自分の未来の夢、その頃の思い出を書いてものや写真を封筒に入れ、大きな壺に入れて運動場の南端にある日時計の下に埋めていたのです。そして、20才になったら、それを開けようという約束をしていたのです。
 1月7日は天気が悪く、外は雨が降っていたのですが、代表の人が日時計の下を開けました。大きな壺が割れないように気をつけて開けました。大きな壺は取り出され、みんなが集まっている理科室に持ってきて開けました。
 中から、一人一人の思い出がいっぱい詰まっている品々が出てきました。今は使われていない500円札、写真、おはじき、そして自分の願いや夢を書いた作文等次々に出てきました。先生は「少し見せてください」と頼んだのですが、隠されてしまいました。きっと、小学校6年生のいろいろな思いでをいっぱい書いていたのですね。
 今、オリックスブル−ウェイブの選手になっている戎君は「ぼくはプロ野球の選手になりたい」と書いていたそうです。戎君は小学校の時代から野球が好きで、苦しい練習を積んで、今は2軍の選手ですが、1軍を目指しています。みんなの先輩の戎選手をしっかり応援してあげましょう。
 今年の6年生もいろいろな思い出や夢を物をタイムカプセルとして埋めることと思います。
 今日は、タイムカプセルを開けましたというお話でした。1993年1月18日