朝会の話 25 開校記念日

 おはようございます。
 11月14日は、週休5日制のお休みでしたが、楽しい一日だったでしょうか。学校でも、300人のほどの人たちが、歩行ラリ−をし、とても楽しい半日でした。お母さん、お父さん方の協力があり、いい天気でしたので、とてもよかったです。
 実は、11月14日は、この唐櫃小学校が生まれた119回目の誕生日でした。
 唐櫃小学校の一番はじめの校舎は、神鉄六甲駅前にある多聞寺の境内の中にありました。それから、その北側の、今の北土木事務所のところにありました。そして、今から25年前にこのところに移ってきたのです。
 なぜ、ここに移ってきたのでしょうか。それは、唐櫃小学校で学んでいる人が大変多くなってきたからです。一番はじめは79人でしたがだんだん多くなり、明治23年に新しい校舎を建て、昭和2年また新しい校舎を建てていったのです。
 まだ、今学校がある唐櫃台は田や畑ばかりだったのです。ところが、皆さんのお父さんやお母さんが子どものころ、今から30年前の頃から、この唐櫃台に家が建て始められてきたのです。そうなると小学生の数もとても多くなり、25年前にこの校舎ができたのです。 先生がこの学校に来て、校歌を聞いたとき、へんだなと思ったことがあります。それは、1番に「明け暮れ仰ぐ六甲の」のところと2番の「わが学び舎の影写す 清き流れの唐櫃川」のところです。この唐櫃台からは、六甲山も唐櫃川も見えません。なぜかなあと思いました。よく考えてみると、この校歌ができた頃の学校は、あの西側に見える山の麓にあったのです。
 先生は、この夏に前に校舎があった場所に立ってみました。そうすると、六甲の山が見えました。また、今は家が建って見えにくくなっていますが、唐櫃川もすぐ側です。
 この校舎に来る前の唐櫃小学校のみんなは、六甲の山を見ながら、唐櫃川を見ながらこの校歌を歌っていたのだなあと思いました。
 それでは、みなさんのお父さん、お母さんが子どもだった頃の気持ちになって、校歌を歌いましょう。
 今日は「開校記念日」についてのお話でした。1992年11月16日