朝会の話 46 2学期始業式  さあ、2学期だ。自分の力を大きく伸ばそう

 おはようございます。
 今年の夏はとても暑く、今まで味わったことのない暑い毎日が続きました。また、その上、雨が全く降らず、上唐櫃や下唐櫃のお百姓さんたちが大変困ってられます。3月ごろから一生懸命に作られた稲が、大きくなり、昨年とは全く違ってたくさん実るように成長はしたのですが、雨が降らず、とうとう枯れてしまった田がたくさんあります。お百姓さんにとって、とても辛い毎日ですね。
 さあ、今日から2学期です。2学期は運動会、音楽会など行事があります。また、1学期につけた力を基にして、大きく力を伸ばす時です。
 夏休み中のほとんど毎日走る練習を続けた人がいます。それは、5年生の前田くんです。自分の力を大きく伸ばすために、暑いのも眠たいのも我慢して、練習しました。その結果、東京の国立競技場で開かれた、全国小学生陸上競技大会に、兵庫県の代表で出場しました。とてもよく頑張ったのですが、残念なことに、入賞はできませんでしたが、すばらしい成績を残しました。
 また、夏休み中に本をいっぱい読んだお友達もいます。市民図書室が開いている時は、ほとんど図書室に来て、本を読んだり、借りたりしていました。この夏休み中に30冊本を読んだそうです。
 これらのお友達は、自分の力を、この2学期に大きく伸ばすことができます。
 他の皆さんも、この夏に培った力を基にして、大きく力を伸ばしてください。
 二つ目にお話したいことは、今日は全市防災の日です。ちょうど41年前の今日、東京を中心としてとても大きな地震がありました。そのため、東京のおよそ半分が焼け野原となり、死んだ人が9万千人、被害にあった人が4百万人でした。この日を思い出して、今日は全国で、地震が起こった時にはどうするかについて勉強したり訓練をします。神戸ではあまり大きな地震は少ないですが、学級で、地震が起こったときにはどうするかについて、勉強をしてください。
 三つ目は、水を大切にしてくださいということです。九州の佐世保では、二日で一日だけ5時間だけ水が出るそうです。後は全く出ないそうです。神戸では、今の所、断水はありませんが、いつ断水が始まるかも知れません。今ある水をできるだけ長い間もたすために、一人一人が水を大切にしてください。
 今学期も17名のお友達が、この自然の美しい学校に来てくれました。今までのお友達と同じように仲よく過ごしてください。
 これで、2学期の始業式の話を終わります。1994年9月1日