朝会の話 76 奥山川を守る 標語とデザインが決まりました

 おはようございます。
 土曜日と日曜日は、神戸まつりでした。唐櫃子供会のみんながお御輿を担いで雨の中をバレードをしました。雨が降ってとても残念でしたが、とてもうれしそうにバレードをしてくれていましたね。
 6月になると、唐櫃には蛍が飛びます。この4月に唐櫃に来たお友達はびっくりすると思いますが、沢山のほたるが飛ぶのです。暗闇の中を淡い光を出しながら飛びます。ところが、2・3年前から、その蛍の数が少なくなり唐櫃に住んでいる人々は心配しているのです。唐櫃に蛍がいなくなるのではないだろうか。先生方もとても心配なのです。
 それは、蛍の住家である川を工事したり、川にゴミを捨てたりして蛍が住めなくなってしまったからです。そこで、唐櫃に住んでいる地域の方やPTAのお母さん方と先生とで、工事をする所に蛍の住家を壊さないように工事をしてくださいとお願いにいきました。工事の方もよく分かってくださり、蛍の住家を大切にしますと約束をしてくださいました。
 ところが、困ったことには川にゴミを捨て、川を汚してしまう人が大変多いことです。川がきれいでないと蛍は住めません。
 唐櫃小学校の校歌に「わが学び舎の影うつす、清き流れの唐櫃川」とあるように、唐櫃の川はとてもきれいな川だったのです。ところが、いつの頃からか大変汚れてきたのです。
 皆さんは川に直接ゴミを捨てないかも知れません。しかし、道路や広場にはひょっとして捨てていませんか。そのゴミが雨が降るたびに小さな溝から流れ、大きな川に流れていくのです。
 教頭先生や管理員さんが毎朝掃除をしてくださっていますが、たくさんのゴミを拾っています。それでは、川が汚れてしまいます。
 そこで、蛍の住家を守るための標語やデザインを募集したところ沢山あつまり、皆さんが蛍を大切にしようという思いがいっぱい先生方やPTAの人たちに伝わりました。本当にうれしいことです。たくさん集まったこの標語をこの唐櫃の町全体にはっていきたいと思っています。
 みなさんのこの頑張りを是非表彰したいと今日はPTA会長の芝さんが来てくださいました。うれしいことです。
 皆さんが作ったこの標語のように、唐櫃に住む人々、唐櫃に来る人々全員がいつまでも蛍の住めるきれいな唐櫃にしていきましょうね。それでは、今から、表彰をしていただきます。1994年5月16日