朝会の話 36 平成5年度修了式

 おはようございます。
 昨日は卒業式でした。卒業生のみなさんは6年間過ごしたこの唐櫃小学校を巣立っていきました。
 今日は5年生以下の平成5年度の修了式です。
 この前、みなさんの作文集「唐櫃」が発行されました。私はこれを読み、それぞれの学年で学んだ力が十分に発揮できていると思いました。少ししか書けないため、もっともっと書きたかったのに書き切れない人もいましたが、いい文がいっぱいありました。みなさんの書く力がぐんと伸びてとてもうれしいです。
 神戸市の文集「はぐるま」にも、多くの人が投稿し、この1年間に入選者が10名、佳作者が20名です。とても素晴らしい成績です。
 みなさんの「あゆみ」を読まさせていただきました。
 この1年間日記をずっと書き続けた人、また、本読み、字の練習、計算の練習を1年間やり続けた人がありびっくりしました。とても立派です。小さいことでも1年間続けることによって素晴らしい力が付きます。
 この1年間のみなさんの様子を見て、私たちが立派になるには次の3つのことがあると思いました。
 その一つは、やさしいことです。
 友達や生き物に対するやさしい気持ちを持つことはとても大切なことです。やさしい人は、みんなを温かい気持ちにさせます。このような人は唐櫃小学校には沢山います。うれしいことです。
 二つ目は、やる気があることです。
 掃除にも、当番にも、勉強にも毎日の学校生活だけでなく、家での暮らしにもやる気があると、大きく伸びます。このような人も唐櫃小学校にはいますが、少ないようです。もっとすべての人がやる気をだすとすごく素晴らしい子供に成長します。
 最後はけじめのあることです。
 勉強のときは勉強に、遊びのときは遊ぶに、掃除のときには掃除に話を聞くときには話を聞くことに全力を尽くす。これがけじめのあるくらしです。
 この、やさしいこと、やる気があること、けじめがあること、この3つの力を備えた人は、ぐんぐんりっぱに成長します。
 もしも、このような力が、まだ自分のものになっていない人は、来学年こそは、身に付けていきたいものです。
 いよいよ、明日から4月7日まで春休みです。次にみなさんに会う時には、みなさんはそれぞれ1年ずつ進級した時です。
 春休みのきまりをしっかり守り、新しい学年に備えていきたいです。
 これで平成5年度の修了式の話を終わります。1993年3月25日