のびのびとした子を育てる生活習慣づくり(13)

新しく一年生になった子どもたちも学校生活になれ、元気で学校に通っている時期ですね。
 一年生の子については、学校から帰ってきたら抱きかかえてあげてくださいということを書きました。このことは是非一年間は続けてください。
 このことは一年生だけでなく子どもたちにとって大変大切なことです。
 中高学年の子どもでも、学校から帰ってきた時にお母さんの膝に飛び込む時があります。その時に「大きくなったのに甘えて」と言わずにしっかりと抱きかかえてあげてください。きっと子どもは学校で友達関係のみならず様々なことでストレスを抱えて帰ってきたのです。きっと何かお母さんに訴えたいことがあるのです。そんな時何も言わずにしっかりと子どもが満足するまで抱いてあげてください。涙を出すこともあるかもしれません。しかし、親は何も言わずにしっかりと抱きかかえてあげることに集中してください。子どもは何も言わなくても子どもはお母さんの腕の中でストレスを解消しているのです。
 もし、子どもが「お母さん」と言いだすならば「何」と言って受け止めてあげてください。親が聞き出すのではなく子どもの訴えを受け止めるのです。それが何よりのストレスの解消法です。 
 ところが、今日子どもを家庭で迎えてあげることができない母親が多いです。その場合でもお母さんが家にお帰りになれば何よりも先に子どもを抱いてあげてください。お母さんに飛びついたら「夕食の準備で忙しい、そんなことは後で」と言わずに何よりも先に子どもと是非向き合ってください。
 あと一つ是非やってほしいことがあります。子どもが家に帰った頃を見計らって子どもに電話をかけてあげてください。このごろは携帯電話という便利なものがあります。親は電話をかけやすいです。子どもが携帯電話をもっていたとしても家の電話にかけることをしてください。そして「お帰り。棚の中におやつがあるからそれを食べてね」とお母さんが準備したおやつを食べさせてください。百円持っていってほしいものを買って食べさせることは決してされないように。
 「イエスは子どもたちを抱き、彼らの上に手を置いて祝福された。」
 マルコ10章16節