のびのびとした子を育てる生活習慣づくり(8)

 先月号では、朝のひと時が子どもを育てるのに大切な時であることを述べました。
 朝のひと時、この時間は子どもを育てるのにとても大切な時です。そのためには、朝の時間を親も子どもも大切にしたいものです。朝が忙しいと、忘れものも多くなり、時によっては交通事故に巻き込まれることも多くなります。ぜひ朝のひと時を大切にしてください。
 朝、時間的に余裕があると一日のうちで一番大切な朝食を家族そろって食べることができます。お父さんの出勤時刻が特に早くないときは、家族そろって朝食を一緒に食べることができます。朝食を食べる時刻が朝の七時頃であれば家族そろって食べることができるのではないでしょうか。そのためにも朝六時に起きることが必要でしょう。家族が朝六時に起きることができれば、落ち着いて朝の食事をいただくことができます。朝食をしっかり食べることによって脳の働きも活発になりしっかりと勉強をすることができます。
二つ目に朝、時間的に余裕があると子どもとの会話ができ、気分的に落ち着いて学校に行くことができます。そうであると学校でも落ち着いて気持ちで朝から勉強にはげむことができます。
 三つ目には忘れ物がなくなります。朝もう一度時間割を合わせることができる時間ができます。子どもは安心して勉強に励むことができます。
 四つ目には、子どもが一日をスターツする時に、母親と様々な会話ができます。朝の母親との会話は大変大切であることは先に述べました。子どもの生涯を決めるような会話を交わすことができます。
 そのためにも朝早く起きる習慣を子どもの幼い時から習慣づけていきましょう。幼い時から朝早く起きる習慣がついておれば生涯子どもは朝早く起きる習慣が身に付きます。わたしは小学校四年生の時から、朝新聞配達をしていましたので、現在でも、朝遅く起きることができないのです。そのため、わたしの生涯どれだけの時間を得したことでしょうか。
 朝早く起きるためには、夜型の生活を変える必要があります。夜遅くまでテレビを見ないで家族全員が早く寝る習慣からスタートしていきましょう。
「イエスは、朝早くまだ暗いうちに起きて、寂しい所へ出て行き、そこで祈っておられた」マルコ1章35節