朝会の話 99 震災から2回目の朝会 たくさんの励ましが届いています

 おはようございます。
 阪神地震が起こってもう4週間が経ちます。神戸の町も多くの人々が力を合わせて、神戸の復興のために頑張っています。神戸電鉄も長田まで行くようになりました。神戸の地下鉄も16日から全線開通します。JRも東は住吉、西は神戸まで復旧しました。新幹線は大変大きな被害でしたのでもう少しかかりますが、毎日多くの方が働いてくださっています。
 この唐櫃も、ほとんどが水が出るようになりましたし、ガスも出るようになりましたね。お風呂にも入れるようになりましたね。でも、まだ、水もガスも出ない所が多いです。先生の家は、水が出るようになりましたが、ガスがまだです。ゆっくりとお風呂に入りたいですが、もっと不自由な暮らしをしている人がおられますので、がまんしています。でも、みんなが頑張って神戸の町の復旧に力を出してくれています。神戸の人々だけでなく、日本中の人たちがいっぱい応援してくれています。
 今日から、神戸のどの学校も授業を始めるようになりました。でも、自分の教室で授業ができる所は大変少ないです。運動場にテントをはって授業をしているところがあったり、3つの教室しか空いていないので、1学年1教室、午前と午後に分かれて授業をしている所もあります。また、児童館や公民館を借りて授業しているところもあります。
 でも、不自由な中でも子供たちはとても元気です。みなさんも、一日に3時間しか授業をすることはできませんが、短い時間に集中して一生懸命にがんばってください。
 全国の各地からお手紙がきました。少し読んでみます。また、千葉の80才のおじいさんから、詩が送ってきました。読んでみます。これだけ、多くの方々が励ましてくださっています。辛い悲しいことに負けないで、新しい素晴らしい神戸の町をつくるために力を合わせてがんばりましょう。
 地震からちょうど1か月経つ2月17日の正午には、兵庫県の人たちがみんなが、この地震で亡くなられて方々の冥福を祈って1分間の黙祷をします。それとともに、みんなで頑張ろうという決意ももつ時にしていきたいですね。1995年2月13日