朝会の話 72 継続は力

 おはようございます。
 昨日、兵庫県リレーカーニバルが神戸ユニバー記念競技場でありました。唐櫃小学校の6年生の男子のームも選ばれて出場しました。まず、予選で上位8チームが決勝に出ることになりました。唐櫃小学校のチームは、予選で1位になり、決勝に出ることになりました。そして、決勝では、とてもよく頑張り、6位に入賞しました。
 とてもすばらしいことです。
 でも、このような立派な成績を残せるためには、練習を続けなければなりません。リレーの選手は、一週間に4日間、朝7時30分から30分間練習を続けています。6年生の子たちは、5年生の初めからずっと続けているのです。だから、このような立派な成績を残すことができるのです。今朝も次の大会に向けて、6年生だけでなく5年生も練習を始めています。
 続けていくということは、とてもすばらしいことです。
 去年1年間、毎日日記を書いていった人もこの中にいます。また、本読み、漢字練習、計算練習などを1年間続けていった人もいます。このような人は、とても素晴らしい力を自分の中につけました。
 先生が1年生を担任した時に、6月ごろから、「せんせいあのね」を毎日書くようにしました。毎日書くことは大変むずかしいことでした。でも、何人かの人が、1年生が終わるまで、ずっと続けた子がいました。
 もうその子たちは高等学校の3年生になっていますが。3年前にそのうちの一人の子に出会いにいきました。すると、1年生の書いた日記を見せてくれました。大切に、きちんと綴じてしまってありました。そして、先生にこんなことを言ってくれました。
「これは、僕の宝物です。部活動がいやになったり、勉強がしんどくなったり、お母さんやお父さんに叱られたりした時、ぼくはこれを見るのです。そうすると、力が湧いてきます。」
先生は、それを聞いてとてもうれしくなりました。
 どんなことでも続けるということは大変なことです。
 先生も、この1月の初めに皆さんに約束しました。覚えていますか。それは、日記を毎日書き続けるということでした。とてもむずかしいときもありましたが、皆さんに励まされて、昨日までちゃんと書き続けています。
 皆さんも、それぞれの学級でいろいろなことを話し合っていると思います。どんな小さなことでも、続けてやり抜いたときに、大きな力がついてきます。ぜひ、やり抜いてください。続けてやっていくことが決まれば、先生に教えてください。楽しみにしています。
 今日は、継続は力であるというお話でした。1994年4月25日