朝会の話 修了式 新しい学年に進むために

 おはようございます。
 今、皆さんの代表である5年生の人に「あゆみ」をお渡ししました。それには、この1年間の皆さんの学習や生活の様子について詳しく書いてあります。皆さんの1年間の歩みの記録です。
 皆さんはそれぞれ、自分のよいところを伸ばすために、いろいろな学習の場で努力しました。毎日日記を書くことに頑張った子もいました。また、計算の練習を毎日続けた人もいました。本を読むことに努力した人もいます。本読みカ−ドの記録を続けた人もいました。また、朝の会で皆の前に出て、お話することを続けた人もいます。それぞれとても素晴らしいことです。
 また、掃除をいつも頑張ってした人もいました。冷たい時でも水で机を拭いたり、窓のさんを拭いたりした人もいます。朝早く来て、教室や廊下の窓を開け続けた人もいます。朝のあいさつを元気よくし続けた人もいます。給食をいつも残さずに食べた人もいます。
 中には、一日も学校を休まずに来たお友達もいます。自分の健康についていつも気をつけていたのでしょうね。
 中には、体が弱く、学校に行きたくても休まなければならないお友達もいました。
 私は、それぞれの担任の先生と皆さんのことについて、いろいろ話し合いをしました。そして、その結果全員が今の学年を修了し、四月からは次の学年に進級することができるようになりました。その印が「あゆみ」の後ろに押されています。おめでとうございます。 明日からは、春休みに入ります。この休みは次の新しい学年に入るための準備の時です。
 オリンピックで世界新記録出すような人も、野球でホームラン王になる人も、試合が始まる前には、必ず準備運動をします。立派な記録をだすために、試合の時だけ頑張ればいいのではありません。試合の始まる前の練習がとても大切なのです。
 ちょうど春休みは、私たちが新しい学年に入るための準備の時なのです。新しい学年がうまくスタートするために、一年間使った国語の教科書を読んだり、算数の学年のまとめをやったり、音楽の本を開いて歌ってみたりしましょう。また、自分の机の中とか、机の周りを整頓することも大切なことです。
 また、皆さんは一つ上の学年に入るのだから、今までしなかったことにも挑戦しましょう。例えば、お母さんに起こされないと起きなかった子は、一人で決まった時間に起きることに挑戦したり、机の上が乱雑で、いつもお母さんに叱られていた人は、机の上を整理整頓することに挑戦したり、お母さんに言われてからでないと宿題ができなかった子は、学習する時間を決めて宿題をやったりしていきましょう。
 春休みは、そのためにあります。
 それでは、4月8日、新しく進級した姿を先生方に見せてください。これで、3学期の終業式の話を終わります。1994年3月25日