朝会の話 65 こけても最後まで走り抜いた子
おはようございます。
先週の木曜日は、校内持久走大会でした。
朝学校に来た時はひどい雪でした。みんなが楽しみにし、練習してきた持久走大会が中止になるかもしれないなあと、心配していましたが、雪も小止みになり、寒い半日でしたが、行うことができました。
1年生から6年生までそれぞれ決められたコースを走り抜きました。そして、完走賞をもらいました。
4年生の子だったと思いますが、スタートの時にすべり、こけ、みんなに遅れましたが、最後まで走り抜き、トップでゴールインした子がいました。
先生は、その子を見て、とても素晴らしい子だなあと感心しました。きっと、その子はこけた時、しまったと思ったことでしょう。せっかく練習をしてきたのに残念だなと思ったにちがいありません。しかし、最後まで走り抜き、練習してきた力を発揮させました。
私たちは、少ししんどいことがあると、そんなことはしたくないと思うときがあります。私も、6年生と一緒にキャンプに行った時もうこんな坂道なんか登りたくないと思いました。でも、しんどくてもやり抜いた時、とてもうれしい気持ちになりました。
私は、すべってこけた4年生の子が、最後まで走り抜いた姿をみて、とてもうれしく思いました。
唐櫃小学校の先生方は、みなさんが「心豊かに、たくましく生きる子」であるように願って毎日指導しています。どうか、少しぐらいしんどいことがあっても、いやなことがあっても、つらいことがあっても、それに負けない子になってたくましい子になってください。1994年2月28日