会の話 35 6年生のお兄さん、お姉さんありがとう

 おはようございます。
 昔から「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉があります。先週の土曜日は春分の日でした。むかしは、彼岸の中日といっていました。土曜日までは、とても寒い日が続きました。でも、昨日から本当に春らしく暖かくなってきました。昔からの言い伝えは本当のようですね。
 この前、4年生の子が、私の所につくしを持ってきてくれました。先生も家の方でつくしをみつけました。ウグイスの鳴き声も聞きました。小鳥たちもうれしそうにさえずっています。自然に
  「春が来た 春が来た どこに来た
   山に来た 里に来た 野にも来た」
と歌いたくなりました。
 でも、春が来るとこの1年間いろいろとお世話になった6年生のお兄さん、お姉さんともお別れです。
 6年生のみなさんは、毎朝登校の班長さんとしてよく世話をしてくれました。とくに、陸上の早朝練習を終え、もう一度集合場所まで帰り、班をまとめて学校に来る人もありました。校門で皆さんを待っていると、本当によく世話をしてくれている班長さんがあります。6年生のみなさま本当にありがとうございました。全部の班がそうであるとうれしいのですが、6年生の人たちだけで来る人もあり、ちょっと残念ですが、でもほとんどの6年生は大変よく頑張りました。
 また、仲よしグル−プの班長さんとして、低学年の人をとてもよく世話をしてくれていました。
 なわとび集会の時です。グル−プの中になかなか跳べない低学年の子がいました。6年生のお姉さんは、その子と手をつないで、何度も何度も上手に跳べるように練習をしている子がありました。立派な6年生だなあと思いました。
 また、この前の飯盒炊さんの時、6年生の子が小さい子の面倒をよく見てくれていました。班のリ−ダ−として大変よく頑張っていた6年生がいました。りっぱな6年生たちでした。
 運動場でこけて泣いていた1年生の子をやさしく起こし、保健室まで連れて行った6年生の女の子がいました。
 毎朝、校旗を上げ、帰る時にはちゃんとしまっている子もいました。
 その他、先生の知らない所で一生懸命低学年の子たちのために、学校のために隠れた所で頑張っている子がいると思います。
 本当に6年っ生のみなさん、ありがとうございました。みなさんのよい行いは、きっと来年の6年生に引き継がれていき、りっぱな唐櫃小学校を力いっぱいやってくれることと思います。
 残り3日間の小学校での生活、しっかり頑張ってください。そしていい卒業式を迎えてください。
 今日は、6年生のみなさんありがとうというお話でした。1993年3月22日