朝会の話10 今日は夏至です

 おはようございます。
 今日は日曜日ですが、授業参観日なのでみんな元気で学校にきましたね。いつもならば、いまごろはまだ寝ている子もいるかもしれませんね。でも今日は楽しく勉強をし、お父さんやお母さんに見てもらいましょうね。
 神戸よりもずっと南の方に九州があります。そのまだ南に沖縄県があります。それより少し南に中国の国で台湾という島があります。そこにも、日本の人たちが少しだけですが仕事で行ってられます。そこにに住む5才のみどりちゃん、みんなと同じようにかげふみの遊びが大好きです。
 ちょうど6月の21日ごろでした。朝から暑い一日です。朝早く起きて、おねえちゃんのさゆりちゃんとかげふみをして遊びました。とても楽しかったです。朝御飯ができたので、止めました。御飯を食べた後。おねえちゃんは学校に行きました。
 みどりちゃんは、一人で遊んでいました。
 お昼近くなったので、お母さんとお買い物に行きました。お母さんと手をつないでお買い物に行くのはとても楽しいです。
 かげふみの大好きなみどりちゃんは、お母さんとかげふみをしようと思いました。ところが、どこをさがしてもかげはありません。お日様も照っているのにかげはありません。みどりちゃんはびっくりして
「お母さん、お母さん、お母さんのかげがないよ。」
と言いました。よく見るとお母さんのかげだけではありません。みどりちゃんのかげも、お家のかげもないのです。
 お母さんはにこっとして
「そうね、1年の内このごろだけ、ちょうど12時ごろにはかげが とても短くなるのよ。そら、お空を見てごらん。お日様が真上か ら照らしているでしょう。だから、足元だけしかかげができなくなるのよ。」
 日本ではこのようにかげが足もとだけしかない日はありませんが、6月21日は、ちょうど今日は夏至といってかげが一年中で一番短くなる日です。今日の12時ごろ、校舎のかげがどこにあるかよく見ていてください。一番短くなったかげが、この日を過ぎるとだんだん長くなっていきます。
 高学年の人たちは、夏至の日はどんな日か、いろいろと調べてみてください。いろいろ面白いことが分かります。また、調べたことを先生に教えてくださいね。
 今日は、今日は夏至の日ですというお話でした。1992年6月21日